弊社ではより多くの方々(特に経営者の方々)に海外法人を利用した形でのベネフィットを享受して頂きたいとの理由から何年にも渡ってオンラインでのセミナーを実施して参りました。
数年前からコンテンツを更に充実させ、より"分かり易く"、より"広範"に、と言うテーマをもとに毎回のセミナー・マテリアルに手を加えております。こうして積み上げて来ておりますオンラインセミナーですが、弊社として先ず一番神経を尖らせる部分と言うのはやはり『税制』の部分です。ここで言う『税制』と云うのは香港やオフショアの税制を取り上げて言っているのでは無く、日本国内の税制を指します。
ご存知の通り、日本の税制と言うのは非常に複雑な代物であり、日頃接する機会が多い弊社であってもケースによっては中々簡単に理解出来ないような事例に出喰わします。特に海外との接点となる2か国間税務もBEPSなどに代表される世界的な税制改革の動きやCRS(口座情報自動交換制度)と言った銀行口座関係の整備具合を確認した上でないとマテリアルに必要情報を載せて行けないので非常に神経を尖らせなくてはならないポイントであり、スライド一枚を製作する際も中々一朝一夕には仕上がらないと言うのが実情です。
また集客面と言う視点も非常に重要です。
常に次回のセミナー開催日を念頭に全てを逆算して計画して取り組まなくてはならず、セミナー開催に関わるスタッフにとっては落ち着く暇も取れないと言うのが実情です。充分な集客を実現するには、やはり適切な募集期間を取る必要があり、これが出来ないと充分な結果は望めません。また年間を通して見た場合の開催月によっても集客傾向のばらつきが散見されたりします。
そうしたプロセスを経て、ようやくセミナー当日を迎える事となる訳ですが、集められた視聴者様を相手にセミナーが開催する段になっても今迄の中で大変な事が幾つか御座いました。
例えば通常、セミナー開催するのは弊社オフィス(が主体)になるのですが、以前(セミナーの際に)使用するPCのバッテリーの確認をせずにスタートしてしまった為(つまり、電源コードを外したままセミナーオンエア)開催中に恐るべき勢いでパワーが無くなる事態に陥ってしまい半ば祈るような気持ちで最後のスライドまで喋らざるを得なかったり、オンエア中に退社する他の弊社社員が(PCの後ろで)頭を下げる会釈のジェスチャーに無意識に反応してしまったり、事前に指定していたと思ったスライドが抜け落ちてしまっていたり...等々、アクシデントの事例には枚挙にいとまがありません。
このように、一見、何食わぬ顔をして開催をしておりますが、実は提供する側の苦労と言うのは舞台裏でかなり存在していたりするのが弊社のオンラインセミナー。
アクシデント要素を可能な限り排除しながら開催を行い、ひとりでも多く海外法人設立に纏わる正しい情報提供を目指しておりますが、こうした舞台裏の事情を創造しながらご視聴頂くのも面白いかも知れません。
次回の開催は今月の21日。全力で提供させて頂きますので是非ともお時間を作って頂き香港から発信する最新情報を収集する機会とされてください。