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生活面から仕事面まで...人が住む上での香港vsシンガポール

更新日:2018年01月09日

アジアに置ける自由マーケットの最先端と言う場所は、世界的な評価を基準とすると、残念ながら我が国の代表都市(東京&大阪)ではありません。ではその「答え」となる場所はどこなのかと言うと、恐らくそれは、ひとつに香港であり、またもうひとつにシンガポールとなるのが"妥当な"回答であることでしょう。事実としてこれら2つの市場には、世界的な企業やそれに追従する企業にとっても様々な点で実に魅力的な特徴が含まれています。


例えばそれは税率であったり、インフラであったり、或いは人材だったり、機能設置上の寛容さであったりする訳ですが、では仮に貴方がある日突然、これらの地域に"駐在せよ"と言い渡された場合、果たしてどのような面でこれらの国はその表情を変えて行くことになるのでしょうか?

こうした面を炙り出す為、その比較項目として幾つかの点を以下に挙げて見ることにしました


①ロケーション
ここで挙げられる点はと言うと、香港は日本から4時間半程度の距離であるのに対してシンガポールは7時間超掛かってしまうと言うことです。日本からの視点で考えるとこうなってはしまう反面、シンガポールは周辺国(マレーシアやベトナム、フィリピンなど)のアクセスに容易であると見られる向きもあり、その意味では統括事務所設置と言うような手段を使用されたい企業にとってはより有効な印象を残すことでしょう。


②気温気温はどちらも高温多湿、日本で言うと丁度梅雨のような時期がほぼ1年続くと言うのが香港であり、シンガポールです。


③面積
面積としては香港が2,754㎢であり、シンガポールは更にその4分の1程度である719.1㎢となります。分かりやすい比較で申し上げますと東京都が2,188㎢となりますが、香港の場合は陸地総面積が全体の25%程度にしか過ぎない為に高層建築に頼らざるを得ず、人口密度は東京のそれを上回る結果になっています。

両地域・国ともサイズ的には"小国"と言うレベルでしかありませんが、逆にそれだけの大きさでも世界から注目をされ続ける情報発信を行えるところでもあります。制度や外資受け入れの枠組み作り等々、学ぶべきところは我々日本人にとっても沢山あります。


④給料
金融業界で最高の給料は、香港の方がシンガポールより平均で約25%ほど高いと言われています。但し一般的な平均給与はそれ程でもなく、新卒レベルですと日本のそれと余り変わる水準ではありません。大体20万円程度と言うものでしょうか。


⑤物価
あるコンサルティング会社の調査によると香港は東京を抜いてアジアで最も生活費の高い都市になったとのことです。一方、シンガポールは24位とのことですが、実際に生活されている方々の感覚では(非常に高い)と言う声を良く聞きます。特に香港とシンガポールの住居費は尋常ではありません。

例えば高級地区にある900平方フィート(約83.6平方メートル)の家具付き住居の家賃(1カ月)を比較した場合、シンガポールが約22万円も掛かり、香港に至っては約41万円であったとのこと。また、教育費も高額で有名です。

子供を私立校に通わせる学費は、住居費と並んで生活費の中の大きな項目であり、米国民でない中学生をシンガポールのアメリカンスクールに入れるとなると年間約300万円がかかりますし、香港では約210万円程度は見て置かなくてはなりません。


以上、二つのマーケットを見て行きましたが皆さんはどう言う印象をお持ちになられたでしょうか?

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