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やはり確りと準備して置かなくてはならない、中国に於ける医療面でのあれこれ

更新日:2018年03月14日

中国のこの10年の躍進に口を挟むような方々は昨今の日本でも大分減って来たと言うのは事実と言っても差し支えないものでしょう。経済的には今や米国に次ぐ世界第2位の規模にまで成長し、国家元首たる共産党の習近平氏はワールドリーダーの一人としてその存在感を国内外にアピールして参りました。


しかしながら、この巨大な国家へビジネスの尖兵として送り込まれる日本の駐在員とその帯同家族にとって中国と言う国は、依然として"未知の大陸"であり大きな不安を煽る存在と言っても過言ではありません。

実際の話、中国では日本では考えられないよう伝染病を患うことや、また仕事や生活環境の違いから来るストレスで心筋梗塞や飲み過ぎ・食べ過ぎ等による肝機能障害など国内生活では比較にならない程病気にかかる可能性は高くなりますし、また乱暴な運転や整備な十分でない道路事情、更には交通ルールを守ろうとしない市民等の複合的な要因により発生する事故等々・・・、まさに「驚きの大陸」である事もまた事実のひとつなのです。


会社がそんな不安を抱える駐在員(及び帯同家族)に対して出来ることと言うのは、確りした対策を事前に講じる事はもとより、赴任期間中に置いても最大の配慮とサポートを行なって行く事です。


中国赴任中に駐在員が発症する病気等で代表的なものと言うのは、以下のようなものが上げられます。
伝染病:狂犬病、肺結核、エイズ等
疾病:A型肝炎、B型肝炎等
その他:脳卒中、心筋梗塞、肝機能障害等


会社によっては「中国における生活の知恵」という事で赴任前・赴任中に以下のようなインストラクションを徹底するところもあるようです。

<赴任前>
・常備薬や既往症の薬の準備
急病時に備えて常備薬を多目に用意しておくことや、持病、既往症のある赴任者にはその病名や血液型と言った個人情報のメモをその者の名刺入れや財布に常時携帯を義務付ける等

・交通事故に遭遇した場合の注意事項
警察通報先、家族・勤務先への通知方法を書いたメモの用意

・外食時の注意事項
衛生環境の確かなレストランのリストの用意や(出張等でやむを得ず)清潔でないレストランや知らないレストランで食事をする場合での対処法のトレーニングや研修の実施。


<赴任中>
・定期検診の実施(日本出張時などを利用)
・勤務地域&居住地域の医療事情精通の徹底
・本社、現地社員、家族と上記情報の共有

また、上記以外には医療アシスタンス会社などとの提携を行うなどして万全の環境確保を行うことも必要でしょう。実際の話、こうした医療アシスタンスサービスを採用して置くと駐在員やその家族にとっては正に異国の地における"最良の味方"と言っても大げさではなく、様々な局面、特に医療分野で豊富な経験を持つスタッフや、現地情報に長けたサービスを受けることが可能となります。


具体的には海外旅行傷害保険の保険請求代行や緊急搬送などもお手のものであり、また医師への通訳なども対応してくれる為、使わない手はありません。


駐在員の仕事は仕事だけでなく帯同家族を含めた生活全般に及ぶがゆえ、こうした緊急時でのストレス軽減は非常に重要な備えであると言えます。今までそうしたことに関心を払わなかった会社様は、今後は是非とも、会社としてこうした環境を整えるなどして駐在者を送り出すことが必要なのでは無いでしょうか?

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